もみじ饅頭屋の金のあんバター(こしあん)銀のあんバター(つぶあん)
宮島を代表する土産「もみじ饅頭」のあんこを使った新感覚の「あんバター(こしあん・つぶあん)」です。宮島の老舗和菓子店が製造するあんこは、伝統・技術が活かされた薄紫色のしっとりしたあじわいの餡。国産小豆とバターを使い、こしあんは、舌ざわりの良いなめらかさ、つぶあんは粒感が楽しむことができます。パンやビスケット、ヨーグルトなどに合わせ、食事にもおやつにも喜ばれています!
「もみじ饅頭」のあんこを使った新感覚の「あんバター」
宮島の老舗和菓子店が開発
紅葉堂 | 竹内 基浩
お店のこだわり
新しいもみじ饅頭の楽しみ方を提案する
紅葉堂は1912年、宮島へ観光にきたお客様をもてなす甘味処としてはじまりました。創業から100年以上、菓子にこだわり、職人とともに「新しいもみじ饅頭の楽しみ方を提案する」ことに試行錯誤しながら取り組んでいます。観光客はもちろん、地元広島の人にも、もっともみじ饅頭を食べて欲しいという思いで、2019年には自動販売機での販売もスタートしました。日常で気軽にもみじ饅頭を楽しんでもらい、いつか宮島を訪れたら、紅葉堂に食べに行きたい。そんな思いを持っていただきたいと思っています。
商品のこと
自家製餡の工場を新設 餡を瓶詰めにして販売
喜ばれる商品を提供するために、常に改善を続けています。2016年にパッケージを改良し、完全密封できるようになったことで、品質が保持しやすくなりました。同時にもみじ饅頭の製法を変えて、材料をブラッシュアップしました。国産の卵、小麦にこだわり、伝統のこしあんのほか、つぶあん、抹茶、クリーム、チョコレート、チーズ等、新しい味の提案に挑戦しています。今後のテーマは、菓子屋としての原点に回帰すること。そのためにも、自家製餡を製造する工場をはじめます。餡づくりは手間も時間もかかる大変な作業です。これまでは共同経営していた製餡所があったのですが、施設の老朽化と職人の高齢化で、継続が難しくなりました。でも菓子屋として、やはり餡にこだわりたい。そこで古い日本家屋を改装して、製餡所をはじめることにしました。そこで製造するもみじ饅頭の餡を、瓶詰めにして販売します。
宮島への想い
菓子屋の本質にこだわり、餡づくりを追求
私は宮島生まれ、宮島育ちです。こどもの頃はまだ世界遺産には登録されてなく、厳島神社の下にもぐって蟹を捕まえることもできました。みんな顔見知り。人との距離が近く、地域全体でこどもを育てていく風土のもとで育ちました。紅葉堂も、かつてはおおらかなお店でした。菓子屋なのに、なぜかお客さんにおでんを振る舞っているような、そんな自由さがありました。いま自分が既成概念に縛られず、新しいことに挑戦してみたい、新しい商品を提案したい、と考えるのも、そんなこども時代の影響があるかもしれません。1度島を離れ、製菓学校に通い、ホテルでパンを焼く仕事をしました。その経験も事業に活かしていきたい。製餡所では、かつて学んだパンを販売することも視野に入れています。歴史ある宮島という場所で、好きなことを仕事にしていることは幸せなこと。菓子屋の本質にこだわり、餡づくりを追求していきます。